富士通と旭酒造による予測AI活用の実証実験が行われています

日本酒醸造工程でAIを活用して、日本酒造りのAIの実用化に実証実験が行われています

獺祭 旭酒造
出典:旭酒造株式会社 公式サイト

日本酒を飲まない(もしくはお酒は飲まない)方にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、酒造メーカーの意向に沿わない理由で高値になってしまったと言われていることでも有名な獺祭を製造・販売する旭酒造と富士通および富士通研究所が日本酒造りを支援するAI予測モデルを使用した実証実験を行っています。

富士通のプレスリリース 旭酒造と富士通、予測AIを活用した日本酒醸造の実証実験を開始
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/04/19.html

旭酒造は、獺祭が高値になっていることへ新聞広告を出しました

獺祭自体は飲み易くて美味しいお酒だと思いますが、希望小売価格を大きく超えてまで買うかというと・・・ですが、ブランド力が上がったことと求める人がいることから高値で売る業者が出てくるのです。消費者からすると高いお酒と言うのは存在しているし、日本酒の希望小売価格を知っている人の方が少ないのでは?と言う気もします。

12月10日の読売新聞に掲載した全面広告を出しています。

一番価格の安い獺祭 純米大吟醸50で希望小売価格は720mlで1539円です。
【商品名】
獺祭 純米大吟醸50
【箱 無】 1.8L/3,078円 720ml/1,539円
300ml/642円 180ml/410円
【箱 入】 1.8L/3,186円 720ml/1,614円 300ml/691円
【特 徴】 最高の酒米といわれる山田錦を50%まで磨いて醸した純米大吟醸。きれいで新鮮な味と柔らかで繊細な香りが絶妙なバランスを保っています。

旭酒造は獺祭の販売を特約販売店制度を取ってます。買えるところが制限されているのも高騰する要因のひとつかもしれませんが、良質のお酒を適正価格で提供したいという思いなのかと。

「獺祭」特約販売店の展開 「獺祭」の販売は、全国の登録店のみとします。
この登録店システムは、酒蔵の酒を売るためのテクニックでもなく、酒販店様の既特権の獲得のためにあるのでもありません。
いわんや、酒蔵の自尊心をくすぐるためにあるものでもありません。 従来、酒の売方はマスメディアを使った大量広告、大量の営業社員を使った市場への浸透作戦等金にモノを言わせる商法が、勝ち組となってきました。
しかしこれは、その経費を価格に転嫁できなければ経営が成り立たないわけですから、結局消費者に負担として返ってくるものです。
お客様に、どうしたら私共の酒を、紹介することができるか、低コストで提供することが出来るかを目的として、この登録店システムは考えられています。

「獺祭」特約販売店の条件
高品質な清酒の販売に意欲のある酒販店
高品質の売場がしっかりしているお店

-高品質酒の販売価格が適正であること
-高品質酒を最も良い状態でお客様に提供できる店
-高品質とは何かをお客様に伝えることの出来る店

発送方法
お互いの顔の見える、お取引店様への直送とします。
お願い 面倒臭いことばかり言いますし、二割三分のような高額品でも無償では箱に入ってない等、従来の酒の商習慣からすれば高飛車に見えるかもしれませんが、これこそ本当に消費者の方に少しでも安く、品質のいいお酒を、酒蔵と酒販店が共同して、提供できる手段と理解してください。

「獺祭」販売上の特徴
お取扱店様との効率的な取り組みの結果、収益上の限界までコストをかけることが出来ます。 不特定多数の酒販店様が対象ではなく、特定の会員店様のみの販売ですから、お客様の皆様の要望がストレートに私どもに届きます。
それを酒の造りに反映出来ます。

出典:旭酒造株式会社 公式サイト
https://www.asahishuzo.ne.jp/products/shop/shop.html

なぜAIを導入するの?

なにやら獺祭の話ばかりになってしまいましたが、どの業界でも人手不足が騒がれていて、酒蔵も、杜氏の高齢化や人口減少などの影響もあって杜氏不足、後継者不足という話があります。
旭酒造と富士通は、以前から今後のことを考えて、安定した供給・高品質の維持を目的に、原料となる酒造好適米の安定供給のために、栽培技術の見える化・共有化など、日本酒造りのノウハウの見える化に長年取り組んできたそうです。

獺祭×ICT 酒造好適米の栽培技術の見える化
http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/agri/akisai-fest/dassai/

今回の実証実験では、それらの知的財産や酒蔵の持つ醸造工程のノウハウをデータ化して、AIを活用して機器制御などを行うことで、人的リソース不足への対策を目指しているようでです。

AIは蓄積したデータを基に予測した動作をすることが必要なため、今回の実証実験で、さらにデータを蓄積することで精度を上げ、旭酒造の醸造作業を支援することができるものです。各酒蔵には、酒蔵毎のノウハウがあるので、そのまま使うことはできなくても他の酒造でも同じような取り組みができると、人手不足で消えていく酒蔵があるという現実へ、効果は小さいかも知れませんが、対策になるのかと。

AIとは? ここから先は曖昧な上に曖昧な内容です。

テレビや新聞などでも取り上げられているので、AI=人工知能 ということはご存じかと思います。では人工知能ってなに?となるわけですが、正直に私の認識を言えば「よく判らない」です。

昔のテレビアニメなどをみれば「人工知能」はロボットの脳のようなものですし、昨今言われている「人工知能」はコンピュータ上で動作するソフトウエアのようなものです。どちらも正しくてコンピュータがデータを解析して結果を導き出すという点は同じなのかと考えています。
このデータを分析して結果を導き出すという点が人工知能と言われるところで、AIというと「機械学習」とか「ディープラーニング」という言葉が一緒に出てくることが多いですが、機械学習はデータから決められたアルゴリズムによって規則性や法則などを学習します。新たに加わるデータも同じように分析することで学習していくということになります。ディープラーニングも機械学習のひとつで人間の神経を参考にしたニューラルネットワークを進化させて、データの分析、学習を強化したものという程度しか、私には理解できません。

なんとなくの例で言えば、機械学習型のチャットボットがやり取りをすることで、言葉を学習してスムーズな会話が成り立つ(かもしれない)というのは機械学習でAIが導き出せる言葉が増えたり、間違いを正していくから。と言えます。

そして、AIと一緒に出てくる言葉のもうひとつがビッグデータでしょうか?ビッグデータ自体は膨大な量のデータですが、そこに格納されているデータを解析、学習することでAIが向上していくことになります。

間違いがあると思いますので、興味のある方は、色々と探してみていただくことをお勧めします。

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