HONDA NSR50/80

1987年に発売されたNSR50/NSR80。当時はミニレーサーレプリカとしてスズキのGAG、ヤマハのYSR50/YSR80が先行して存在していた。GAG、YSR共にミニレーサーレプリカというジャンルを開拓したが、この2車種は、外見だけレーシングマシンの縮小版というパロディ傾向があった。しかしNSR50は本物のミニレーサーレプリカを目指して、走行性能でも妥協を許さずレーサーNSR500の車体を3/4のサイズダウンモデルとして発売された。7.2PS/10,000rpmのエンジンで50ccでも最高速は90キロ(法規上は30km制限)だったとも言われ、、コーナーリング性能もGAGやYSRより格段に優れていた。NSR50は各地で行われていたミニバイクレースでライバルのヤマハYSR50がTZM50Rとしてモデルチェンジするまでは独り勝ち状態を築いた。

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1999年に生産終了したNSR50は50ccレース用に根強い要望があったことから、2009年までレース専用車両のNSR Miniとして販売が続けられていた。
1995年型NSR50をベースとした競技仕様車で、公道を走行する必要がないことから保安部品(ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプ・ホーン類)やスピードメータ、バックミラー・エンジン始動用のキックペダル等などは装備されておらず、形式も公道仕様がAC10に対しレース用としてRS50という型式を与えられ、当然のことながらナンバーを取得して公道を走行することはできないモデルであった。

ベースとなっている1995年型以降のNSR50後期型(AC10-17****以降)に対して、電気系統は新設計、最初から混合オイル仕様となっていた。更にラジエータが1995年型のNSR50ものよりも更に大型のアルミ製のものが装備され、冬場はガムテープで半分ほど塞がないと冷えすぎてしまうほどの冷却効果があった。
足回りもフロントフォークはイニシャル調整可能、リアサスも減衰力が調整可能なタンク別体式で、オプションでソフトとハードのスプリングが用意されたなど、競技車両としてアップデートされていた。

ミニバイクレース界にも2stから4stへの時代の流れがあり、4stNSF100に競技車両としても替わることになり、の2009年春モデルを最後に販売を終了した。

NSR80は50のボアアップ版であり、公道を30km/hの制限なく合法的に走ることができるためのモデルといえる。

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年式 1997-1999 型式 AC10
排気量 49cc エンジン形式 水冷2スト・ピストンリードバルブ単気筒
最高出力 ?7.2ps/10000rpm 最大トルク ?0.65kg・m/7500rpm
点火方式 CDI 変速機 6段リターン
車両重量(乾燥) 78kg() 全長x全高x全幅 ?1580x935x600
フロントブレーキ ディスク リアブレーキ ディスク
フロントタイヤサイズ 100/90-12 48J リアタイヤサイズ 120/80-12 54J
燃料給油方式 キャブレター 潤滑方式 分離潤滑式
タンク容量 7.5L 燃費(km/L) 59.2(30km/h)
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